旅の楽しみの1つは、その土地の特産物や郷土料理を食べること。
旅行の中で食事が占める割合は大きいものです。
せっかくの旅行だから、何を食べようか?
どんなところで食べようか?
なんて考えながら、町の中をフラフラ歩くのもまた楽しかったり…
事前にお店を調べたり、その日の直感で決めるのもいいですね。
今回の「京都の旅」は、京都旅行で出会った食事を紹介します。
- 昼と夜で変わる店「Sin‐Dining&Bar‐」
- 割烹居酒屋「ここら屋先斗町店」
- 鞍馬寺御用達「雍州路」
- 蕎麦屋「河道屋銀華」
- 意外な名物「おかる」
- こ洒落た軽食カフェ「川間食堂」
- ここで紹介したお店以外にも
- 終わりに
昼と夜で変わる店「Sin‐Dining&Bar‐」
清水五条駅から徒歩5分くらい。
少し道を外れたところにあるのが「Sin‐Dining&Bar‐」です。
もともとは遊郭建築をリノベーションしたお店。
お昼は定食メニュー、夜は本格イタリアンを楽しめます。
そしてこのお店。
ホテルを併設しており、実は今回の旅行ではこのホテルを拠点にしていました。その為、旅行期間中に最も食事したお店になります。
イタリアンのメニューはかなり豊富。特にパスタは約2ページに渡って記載されていました。他にもリゾットやピッツァなどイタリアンには欠かせないメニューも盛りだくさん。
ただし、お店はスタッフ1名で運営しているので、時間や曜日によっては、注文から提供まで時間が掛かる場合もあります。事前に予約しておいた方が良いかもしれません。
割烹居酒屋「ここら屋先斗町店」
祇園四条通りを西に橋を渡って、先斗町を上がったところにあるお店。
この日、都をどりを観た僕は、そのまま先斗町で食事することを決めていました。
当てもなく歩き続け、木屋町と先斗町を結ぶ細い通りを抜けようとしたとき、ふと目に留まる看板が。それが「ここら屋先斗町店」です。
ここは割烹居酒屋。「高級感もありつつ、値段的や料理は庶民的」と言った印象です。
(※あくまで個人の感想です)
他にも、季節の京野菜を使用したおばんざいや海鮮盛り、一品料理など、メニューもドリンクも豊富でした。
こうしたお店の日本文化が全面に出たお品書きは、なかなかに趣のある字体で書かれています。読み解くのに一苦労です。
鞍馬寺御用達「雍州路」
鞍馬寺の山門すぐそばにある食事処。
ここは鞍馬寺御用達の食事処と言われています。
この日、僕は単純な好奇心から早朝の鞍馬寺に出かけることにしました。
仁王門から本殿、そこから木の根の道~奥の院などなど。早朝からなかなかにハードな参拝を終え、仁王門に戻ってくる頃、時間は11時を過ぎたあたりです。
流石にお腹が減ったので、近くで食事を済ませようと思った矢先、見つけたのがこの「雍州路(ようしゅうじ)」です。
名物の「華御膳」。
これは肉や魚を一切使用しない、いわゆる「精進料理」
正直、食べた記憶の無いカテゴリーの料理だったので注文に躊躇しましたが、せっかくの機会と思い注文してみる事に。
肉や魚を使用していない分、どんな味なのか、満腹感はどうなのかと色々と不安がありましたが、そこは問題ありません。味付けも薄味ながら出汁や香りが効いており、品の種類も写真のように豊富です。少量を少しずつ食べたせいか、食べ終わったあとは程よい満腹を感じました。
蕎麦屋「河道屋銀華」
やはり京都と言えば「蕎麦」です。
僕は京都を訪れた時、必ず行く蕎麦屋さんがあります。
しかし今回は、以前から気になっていた蕎麦屋へ行く事にしました。
それがこの「河道屋銀華」です。
メニューも数種類の蕎麦やうどん、丼ものといった具合。シンプルな蕎麦屋さんです。
海鮮の風味が香る出し汁。海苔がいい塩梅です。
こうしたシンプルな蕎麦は、飲んだ帰りに1杯注文し、ササっと食べてしまいものです。
意外な名物「おかる」
この日、円山公園でお茶をした後、周辺を散策しつつ昼食を探していました。
四条通の北側は、和風情緒溢れた建物が立ち並びます。
雰囲気を楽しみつつ、食事できる場所を探していると、思わず目に入る提灯が。
それがこの「おかる」です。
店先の提灯に大きく「名物カレーうどん」とあります。
京都で、しかもカレーうどん...?
変化球的なうどんを名物と打ち出している所に意外性を感じたので、このお店で食事をすることに。
名物のカレーうどんは、普段食べているカレーのような濃厚さではなく、魚介の出汁が効いている、あっさりとした印象の味でした。そして、この魚介風味のカレーがチーズの濃厚さと絶妙にマッチしており、とても美味しかったです。
他にも一般的なうどんや蕎麦、丼ものメニューもあったりと人を選ばない隠れた名店と言えます。
こ洒落た軽食カフェ「川間食堂」
お土産屋さんを覗いたり、喫茶店で一服しながらと気ままな平日の午後。
少し疲れたので、ホテルに戻る帰り道に見つけたのが、この「川間食堂」です。
日中歩き続けたので少し休憩。
お店はサンドイッチやライスバーガーなど軽食メインのお店。
種類も豊富で、しかも案外ボリューミー。サンドイッチを1つ注文しましたが、それなりにお腹が膨れます。またカフェ特有のよく分からないお洒落なお酒もチラホラと。
真昼間から飲むお酒は、心が満たされます。
このお店の特徴は、鴨川沿いがオープンテラス風になっているところ。
季節によっては鴨川沿いに咲く桜や新緑、遠くの山の紅葉などを楽しめるかもしれません。
清水五条駅付近の隠れ家カフェです。
ここで紹介したお店以外にも
ここで紹介したお店以外にも、今回の旅行では、たくさんのなお店を訪れました。
全部紹介するのは大変なので、ここからはダイジェストで紹介します。
祇園の隠れた甘味処「祇をん ににぎ 祇園本店」
終わりに
特産品や郷土料理は、その土地の特色や歴史を反映しているものです。
そして京都は、観光地であり、学生の街であり、古き良き日本の文化が残る街でもあります。その為、日本食だけではなく、洋食や中華など様々な料理を楽しむ事が出来ます。
しかし、あまりのお店の多さに目移りしてしまい、なかなか決め切れない事もしばしば...
「今日は、どこで何を食べようか?」
そんな、ある意味贅沢に悩めるのも、京都の旅の醍醐味かもしれません。