昨年9月初頭、飛行機とホテルの予約以外、ほぼノープランで京都に出かけました。
今回は後編と題して、旅行中の ” とある1日 ” の様子を紹介していきます。
- 晩夏といっても
- 素朴な味のそば処「大鶴」
- 京都は祇園ではんなりと
- たまにはイタリアンで「PIZZA SALVATORE CUOMO & GRILL 京都(ピッツァ サルヴァトーレ クオモアンドグリル)」
- 旅の終わりに
- 備考
朝、ホテル周辺で散歩がてら今日の朝食を探します。
朝はやっぱり、ガッツリしたものではなく軽食程度のものがいい。
そう思って目的のお店を探すと、すぐに見つかりました。
全国どこにでもある「スターバックス」
コーヒーとサンドイッチで簡単な朝食を済ませ、ホテルに戻ります。
ホテルではコワーキングスペースを利用しつつブログ記事の作成。
文章に詰まれば一服し、また作業に戻る。
これを繰り返していると、いつの間にかお昼前。
作業はここまでにして、早速お昼ご飯を食べに行きましょう。
晩夏といっても
9月初頭、暦的にはもう秋口のはず。
しかし、外は暑いのなんの。。。
京都はその文化のせいか、どことなく涼しげなイメージがありますが、京都自体は周りを山に囲まれた盆地です。そのため気温が上がりやすく湿気が溜まりやすい、非常に蒸し暑い所です。
夏に訪れる時は、熱中症に注意しましょう。
そんな中、木陰で休憩しながら目的にお店に向かいます。
素朴な味のそば処「大鶴」
実は京都に来ると必ず立ち寄る蕎麦屋があります。
それがそば処「大鶴」。
創業100年以上の老舗そば処。
蕎麦もスタンダードなものが多く、数種類の酒類もおいています。
ここでポイント① 京都は蕎麦屋発祥の地?
時刻は12時前、店内は込み始めでしょうか。
僕は海老天蕎麦と日本酒冷を注文しました。
特徴的ではなく、また印象に残る味でもありません。しかしどこか懐かしく、それでいて素朴な味に安心します。
※あくまで個人の感想です。
大体1800円程。値段も手ごろなので、お財布にやさしいのも魅力の1つ。
いい大人が昼からお酒を飲むなんて憚れる行為かもしれませんが、自分の気の向くままに食事するのが旅行の醍醐味です。
京都は祇園ではんなりと
皆さんは京都と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
お寺、着物、漬物、鴨川、大学生 etc...
基本的に「THE 和風」をイメージする事が多いと思います。
その中でも最もイメージしやすいのは舞妓さんではないでしょうか。
白粉で化粧し、綺麗な着物に身を包み、優雅に歩く姿
そんな彼女たちの姿を一目見ようと、世界各国から多くの観光客が訪れます。
この舞妓さん達が最も多くが在籍しているのが「祇園※」と言われています。
※正確には『祇園甲部』
ここでポイント② 京都の花街(かがい)
そもそも『祇園』と言う地名があるわけではありません。
場所的には京都市東山区の一地区を指します。少しく調べてみると「東大路の八坂神社西門前から鴨川までの四条通南北一帯」とあり、かなりの広さである事が分かります。
そんな祇園界隈を歩いていると、そこには石畳みの道やお茶屋さんが立ち並ぶ通り風情ある街並みが見られます。
この日は北から四条通りを挟んで南にぶらぶらと散歩していました。
しかし当然ですが、昼間だったので舞妓さんには会えません。
ここでポイント③ 舞妓さんに会える時間
この界隈には、格式高そうな料亭や洒落た喫茶店などがあります。
さらに南に進んでいくと、縁切りで有名な「安井金毘羅宮」があります。
僕が訪れた時は、縁切りの際に潜る石の前に行列が出来ていました。
暑い中、何かを想った縁を切りたい人でごった返している風景を見て、何とも複雑な印象を抱いてしまいます。
しかしこの神社における「縁切り」には前向きな意味がありました。
ここでポイント④ 「縁切り」の意味
確かに都合の悪い事ばかりが起きると、そうした「悪縁」を切りたくなるのが人の心情かもしれません。縁を切るとはそんな意味があったのかと言われて納得でした。
安井金毘羅宮を後して、再び辺りを散策しつつ疲れたら喫茶店で一息と、自由気ままに過ごしていると、いつの間にか夕方です。
小腹がすいたので、今日の夕飯へと向かいします。
たまにはイタリアンで「PIZZA SALVATORE CUOMO & GRILL 京都(ピッツァ サルヴァトーレ クオモアンドグリル)」
今回訪れたのは、京都三条京阪にある「PIZZA SALVATORE CUOMO & GRILL 京都」。
ここは名前の通り、ピッツァやパスタをメインにしたイタリア料理専門店です。
このお店も以前から気になっていたのですが、なかなか足を運ぶ機会がありませんでした。今回は気ままな一人旅行なので、勇気を出して入ってみることに。
お店の玄関を通ると、スタッフさんの「ボナセーラ!」の声が響きます。
何と言っているか分からなかったので、案内をしてくれたスタッフさんにそれとなく聞いてみると、イタリア語で「こんちわ」等と言う意味だそう。
(洒落てるな~)
と思いつつ、案内されたのは高瀬川に面したバルコニー席。
一種の川床でしょう。
夕方、少し蒸し暑いくらいでしたが、十分涼めます。
まずはビールを注文。その間にメニューを確認してみます。
メインのピザやパスタ等が豊富で、特にお酒は洋酒がメインです。
届いたビールを飲みながらも、ついつい次のお酒を想像してしまうのが酒飲みの悪い所。しかし、まずは食事が優先ですので定番のピザと赤ワインを注文しました。
ビールを飲みながら待つ事数分...やってきたのは「マルゲリータ」
マルゲリータは本場ミラノを代表するピザの一種。モッツァレラチーズ、トマト、バジルとシンプルな作りでありながら、チーズの濃厚さとトマトなどの爽やかさが絶妙のピザです。
それを赤ワインで堪能していると、あっという間になくなりました。
他にも夏を代表するカクテル「モヒート」や「魚介のフリット」を注文しました。
注文した食事を終えて、ちょっと一息。
椅子に深く腰掛けワインを傾けながら、何も考えず高瀬川を眺めてみると、水がゆっくり流れていくのが分かります。川向うを見ればこれから家に帰るであろう人や、出掛けるであろう人など、様々な人が行き来しています。
こうした自然の息吹や人々の生活を何も考えず眺めていると少しの「静けさ」を感じます。「虚しい」と思う人もいるかも知れませんが、僕は「静けさ」を感じられるこうした時間が、何ものにも代えられない贅沢な時間だと思っています。
空になったグラスを置いて、そろそろお暇しましょう。
大体6000円程。
1人の食事としては少し割高かも知れませんが、それでも場所代と雰囲気代も込められた値段だと考えましょう。
本格イタリアンを食べたい方、気の置けない友人や大切な家族と過ごすお店としてもおススメです。
旅の終わりに
物事には始まりがあるように終わりもあります。今回の旅はここまで。
全日程を合わせると5日間程滞在していたかと思います。
気取らない等身大の京都旅行を紹介してみました。
京都はいつ訪れても風情を感じ楽しめる街です。ご興味のなる方は是非訪れてみてください。
きっとステキな思い出を作ることが出来ると思います。
備考
このブログは、京都へ旅行した体験を再編し、前後編に分けて紹介しています。
その為、SNSに投稿した日程や時間等が合わない内容になります。